【 これぞエンターテーメント作品 進化しているボリウッド映画を何も考えず楽しみましょう!】★★★★■ 冷酷なターミネーターと化した高性能ロボットと、天才工学者の攻防を描くインド産アクション大作。「ムトゥ 踊るマハラジャ」のラジニカーントが2役を演じ、ヒロインには「ミモラ 心のままに」のアイシュワリヤー・ラーイを起用。監督は「ジーンズ 世界は2人のために」のシャンカール、音楽は「127時間」のA・R・ラフマーン。177分のオリジナル版を再編集した日本公開版。
天才工学者バシー博士(ラジニカーント)は10年に及ぶ研究の日々を経て、二足歩行型ロボット、チッティ(ラジニカーント・2役)を生み出した。あらゆる点で人間以上の能力を持ち、命令に忠実に従うチッティは、人類の未来を切り開く偉大な発明となるはずだった。だが人間の感情をも理解するようプログラムされたチッティは、バシー博士の恋人サナ(アイシュワリヤー・ラーイ)に恋をしてしまう。チッティとバシー博士がサナをめぐって恋の火花を散らす中、板挟みとなったサナは、チッティの思いをきっぱりとはねのける。人間の感情を理解してしまったがために、深く傷つくチッティ。さらにはバシー博士の怒りを買ったチッティは、博士の手で廃棄処分にされてしまう。残骸を回収した悪徳工学者の手によって冷酷なターミネーターとしてよみがえったチッティは、バシー博士の目の前でサナを拉致、迫ってくる警官隊を難なく一蹴する。やがて占拠した研究所でチッティは自らのレプリカを量産し、最強のロボット軍を作り上げる。チッティとそのレプリカのロボット兵団は、今や世界の脅威になろうとしていた。バシー博士は愛するサナを救うためにチッティの機能を停止させようと命がけの行動に出る。しかしチッティ軍は、バシー博士の想像を超えるほどに進化し、街を恐怖に陥れる。何百体ものロボットが合体しフォーメーションを変えながら暴れ回るチッティ軍団の猛攻を前に、人間はなす術もない。世界がロボットに支配されるのは、今や時間の問題。ひたすら壮絶化するチッティの暴走を、バシー博士は食い止めることができるのか……(goo映画より)
▼ 今やハリウッドを超えボリウッド映画といわれるほどの映画大国となったインド ~とはいうものの【ムトゥ 踊るマハラジャ】以来、ほとんどインド映画に接する機会のなかったSIONが、久しぶりに目の当たりにしたマサラ映画。
この手の映画はバカバカしさや ”粗さ ”をどう受け取るかで好き嫌いの好みが分かれる作品かと思いますが・・・。いやー、そのパワーとハチャメチャさがとても面白かったですね!これぞまさにエンターテーメントというにふさわしい作品です。【ムトゥ 踊るマハラジャ】で受けた ”熱さ&パワー ”再びって感じですかね。確かに今作【ロボット】は【ムトゥ】に比べ随分洗練されてますが、インド映画の持つあのわけの分からない ”熱さ ”は、尚、健在しておりました^^ 画面の中で繰り広げられるあんなことやそんなことを多分、マジで作ってるところが、本当にスゴイです。新興国の絶大なパワーを感じまくりですよー。私の見たDVDは、日本様に40分程カットされたもので、全てを堪能できなかったのが残念といえば残念。カットされている部分は、マサラ映画独特の集団ダンスシーンがほとんどだと思うので、ストーリーに直接影響はしていないとは思いますが、あの集団演舞あってのインド映画なので丸々全てを堪能したかったですね。とはいってもそれでも139分もあるんですけどね(笑)
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VPSストーリーは、マサラ映画らしく単純なもので、アレコレ考えずその世界観を思いっ切り楽しんじゃいましょう!確かにストーリー的にも映像的にもいろいろと ”粗 ”は目立ちますが、そんな事は、インド映画の持つ底知れないパワーの前では、まったく問題ありません(爆)逆にその ”粗 ”をも楽しんじゃいましょー!そうすれば、139分なんてあっという間に過ぎ去ってしまいます。気が付いた時には、もうその魅力に惹きこまれちゃってるかもですよ。SIONとしては、インド音楽の独特な感じとあの甲高い歌声は、ちょっと苦手だったんですが、この作品では、【スラムドッグ$ミリオネア】でアカデミー賞を取ったA・R ラフマーンが担当しており、インド圏以外の人でも聞きやすい音楽となっていて、その点もSIONには良かったです。
アクションは、全編を通してありますが、ぶっちゃけ、完成度はともかくどのシーンもどっかでみたような~既視感のオンパレードですが、それが不思議と 『おいおい、パクリかよー』って気持ちにならないんですよねー。いい意味で微笑ましく感じちゃうんです。ラストの戦闘シーンでは、サングラス姿の濃ーいおっさんが束になって出てくるんですが、その戦闘スタイルが、C級映画も裸足で逃げ出しちゃうくらいのバカバカしさで、もう笑うしかありません。
まぁ、火事場から助けた少女が車にはねられて死んじゃうシーンは、ちょっとやりすぎな気はしましたが・・・
今作品は、インド版【ターミネーター】とも言われてるらしいのですが、<ターミネーターVSチッティ>2体のロボットが、ガチンコで戦ったらどっちが強いんでしょうね?皆さんは、どう思いますか?

ロボットと博士の2役をこなしてるのが、【ムトゥ 踊るマハラジャ】で主役をはったインドの ”スーパースター ”ラジニカーント氏。ご存知でない方もおられるとは思いますが、インド本国では、絶大な人気と尊敬を受けている俳優さんで、オープニングロールにもちゃんと <スーパースター ラジニカーント> とデカデカと出てきます。予備知識のない方には、実際に活字で <スーパースター> と書かれているのを見ることはかなり衝撃的なことじゃないかなー。そんなことちょっとやそっとのその辺のスターじゃ、出来ないよねー。その上、今作撮影当時60歳を越え、すでに還暦をむかえていたんですから、驚きです!とてもそんな歳には見えません。あのダンスとアクションをこなす若々しさ、彼自身も本当は、ロボットだったりして。。。と思えてしまいます(笑)
また、インド映画には、欠かせないヒロイン役のアイシュワリヤー・ラーイも素晴らしい存在感です。女子大生役をやるにはちょっと厳しい歳ではありましたが、そんな事気にならないほどのその妖艶な美しさに圧倒されてしまいました。さすが、1973年度ミス・ワールドだけありますね。いやいやほんまセクシー&ダイナマイトって感じです。あの”目力 ”吸い込まれそうになっちゃいました♪
【スーパースター ラジニカーントを堪能しましょうー】★★★☆
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